ホームページ制作会社の選び方|失敗しないために比較する8つのポイント
ホームページ制作会社を探し始めると、料金も制作内容も会社ごとに違い、「何を基準に選べばいいのか分からない」と迷いやすくなります。
デザインが好みだから。料金が安いから。検索で上に出てきたから。
こうした理由だけで決めると、完成後に「思っていたものと違った」「更新できない」「問い合わせにつながらない」と感じることがあります。
制作会社を選ぶときに大切なのは、自社の事業を理解し、誰に何を伝えるホームページなのかを一緒に考え、公開後まで使える状態にしてくれるかどうかです。
この記事では、小さな会社・店舗・個人事業主の方がホームページ制作会社を比較するときに確認したいポイントを、順番に整理します。
まず確認したいのは「ホームページを作る目的」
制作会社を探す前に、まず自社側で確認したいのが「なぜホームページを作るのか」です。
たとえば、会社の信頼感を高めたいのか、新規のお問い合わせを増やしたいのか、採用につなげたいのか、店舗への来店を増やしたいのかで、必要なページや機能は変わります。
目的が曖昧なまま「とりあえずきれいなホームページ」を作ると、完成後に成果を判断できません。
制作会社へ相談するときは、「どんなデザインがいいか」だけではなく、ホームページを使って何を実現したいのかまで伝えると話が進みやすくなります。
1. 自社の事業を理解しようとしてくれるか
最初に確認したいのは、制作会社が自社の事業をどこまで理解しようとしてくれるかです。
良いホームページを作るには、次のようなことを整理する必要があります。
- 誰がお客様なのか
- どんな悩みを解決しているのか
- 何が強みなのか
- 競合と何が違うのか
- お客様が依頼前に何を不安に思うのか
ヒアリングがほとんどなく、すぐにテンプレートやデザインの話だけで進む場合は注意が必要です。
業種が同じでも、会社ごとに強みやお客様は違います。制作前に事業について質問し、言葉になっていない強みまで整理しようとしてくれる会社かを確認しましょう。
2. 見た目だけでなく「誰に何を伝えるか」を考えてくれるか
デザインは重要です。しかし、ホームページの目的が集客や問い合わせであれば、見た目だけでは十分ではありません。
初めて訪れた人が、次のことを短時間で理解できる必要があります。
- 自分に関係のある会社か
- 何を頼めるのか
- 他社との違いは何か
- 安心して相談できる材料があるか
- 次に何をすればいいか
制作実績を見るときも、「きれいかどうか」だけではなく、サービス内容が短時間で理解できるか、問い合わせまで迷わないかという視点で確認してみてください。
3. ページ構成を理由つきで提案してくれるか
「一般的にはこのページが必要です」と並べるだけではなく、なぜそのページが必要なのかを説明してくれるかも重要です。
サービスページ、料金ページ、実績・事例、よくある質問、会社案内、お問い合わせなど、よく使われるページはありますが、すべての会社に同じ構成が必要なわけではありません。
誰のどんな疑問に答えるためのページなのかまで説明してくれる制作会社の方が、サイト全体の役割が分かりやすくなります。
4. 文章作成まで相談できるか
ホームページ制作で止まりやすいのが文章です。
事業について一番詳しいのは自社ですが、それを初めて見る人へ分かりやすく説明する文章にするのは簡単ではありません。
特に、次のような場合は文章作成まで相談できる制作会社の方が進めやすくなります。
- 何を書けばいいか分からない
- 強みをうまく説明できない
- 専門用語が多くなってしまう
- 忙しくて文章を作る時間がない
確認したいのは、単にAIで文章を作るかどうかではありません。事業の事実を確認したうえで、お客様に伝わる言葉へ整理してくれるかが重要です。
5. Google検索を考えたサイト設計ができるか
ホームページを公開しても、見つけてもらえなければ問い合わせにはつながりません。
そのため、集客を目的にする場合はSEOも確認したいポイントです。
ここで重要なのは、「SEO対策込み」という言葉だけではありません。制作前に、次のようなことまで考えているかを確認します。
- お客様がどんな言葉で検索するのか
- どのページでその検索意図に答えるのか
- 競合サイトは何を説明しているのか
- 自社だから出せる情報は何か
- 各ページをどう内部リンクでつなぐのか
検索キーワードを不自然に何度も入れることがSEOではありません。検索する人が知りたい内容と、ページの役割を合わせることが基本です。
6. 公開後の数字まで確認できるか
ホームページは公開した瞬間に完成するものではありません。
実際に公開すると、どんな検索から来ているか、どのページが見られているか、検索結果には表示されているのにクリックされていないページはないか、アクセスはあるのに問い合わせにつながっていないページはないか、といったことが見えてきます。
Google Search ConsoleやGoogle Analyticsなどを使い、公開後の状況を確認できる状態にしてもらえるかも重要です。
また、毎月の保守契約が必須なのか、必要なときだけ改善を依頼できるのか、自社でも運用できるのかを契約前に確認しておきましょう。
7. 自社で更新できる範囲と所有権を確認する
公開後の運用でトラブルになりやすいのが、更新権限や所有関係です。
契約前に、少なくとも次を確認しておくと安心です。
- WordPressなどの管理画面へ自社で入れるか
- ブログやお知らせを自社で投稿できるか
- ドメインの契約名義は誰になるか
- サーバーの契約名義は誰になるか
- 将来ほかの制作会社へ依頼できるか
- 解約するとホームページが使えなくなる契約ではないか
月額サービス自体が悪いわけではありません。重要なのは、何に対して月額料金を払うのかが明確かどうかです。
8. 見積もりの金額だけでなく「何が含まれているか」を比べる
ホームページ制作は、同じようなページ数でも金額が大きく違うことがあります。
比較するときは、見積金額だけでなく、何が含まれているかを見てください。
| 確認項目 | 比較するときに見ること |
|---|---|
| ページ設計 | 必要ページを一緒に考えてくれるか |
| デザイン | テンプレートかオリジナルか |
| 文章 | 自社で用意するか、作成支援があるか |
| 写真・画像 | 素材選定や加工が含まれるか |
| SEO | 制作前の検索調査やページ設計まで含むか |
| スマホ対応 | 実際のスマートフォン表示まで確認するか |
| 計測 | Search Consoleやアクセス解析を設定するか |
| 更新 | 自社で更新できるか |
| 公開後 | サポートや改善を依頼できるか |
安く見えても、文章・画像・SEO・公開後設定が別料金の場合があります。反対に、自社では不要な機能まで含まれていることもあります。
自社が必要としている仕事がどこまで含まれているかで比較することが大切です。
制作会社との打ち合わせで聞いておきたい質問
候補が絞れたら、相談時に次のような質問をしてみると比較しやすくなります。
- 私たちの会社では、どんなページが必要だと思いますか?
- そのページが必要な理由は何ですか?
- 文章を用意できない場合はどうなりますか?
- SEOは具体的に何をしますか?
- 公開後は何を確認できますか?
- 自分たちで更新できますか?
- ドメインとサーバーは誰の名義になりますか?
- 制作後に別の会社へ依頼することはできますか?
- 追加料金が発生するのはどんな場合ですか?
回答が具体的で、自社の状況に合わせて説明してくれるかを見てください。
ホームページ制作会社選びで避けたい決め方
とにかく一番安い会社を選ぶ
予算は大切ですが、必要な作業が含まれていなければ、あとから追加費用や自社作業が増えることがあります。
デザインだけで決める
見た目が良くても、サービスの内容や強みが伝わらなければ事業では使いにくくなります。
「SEO対応」という言葉だけで決める
SEO対応の内容は会社によって違います。検索意図やページ構成まで説明できるか確認しましょう。
制作後のことを確認しない
更新方法、管理権限、契約終了後の扱いは、公開してからではなく契約前に確認した方が安全です。
最後に|比較表より大切なのは「自社の場合」を説明できること
ホームページ制作会社を選ぶときは、料金やデザインだけで決める必要はありません。
特に確認したいのは、事業を理解しようとしてくれるか、必要なページを理由つきで提案できるか、文章や検索まで考えられるか、公開後も数字を見て改善できるか、という点です。
ホームページは、完成した画像を見るためのものではありません。会社やサービスを知ってもらい、信頼してもらい、相談や問い合わせにつなげるための事業ツールです。
VERONICAのホームページ制作サービスでは、見た目だけではなく、事業内容のヒアリング、ページ構成、文章、Google検索・AI検索、問い合わせ導線、公開後のアクセス確認まで含めて制作を考えています。
「自社の場合、どんなホームページにすればいいのか分からない」という段階でもご相談いただけます。